Lavavel6でアプリケーションシステムを作るときに、よくする初期設定です。状況に応じて使い分ける必要がありますが、概ねこの設定で問題ありません。
タイムゾーンの設定
時間設定を日本に合わせます。
// config/app.php:70行目付近
'timezone' => 'Asia/Tokyo',
ロケールの設定
言語設定を日本語にします。バリデーションエラー時のメッセージなどを日本語にします。日本語のファイルを別途用意する必要があり、ファイルがない場合は、すぐ下で設定されている’fallback_locale’の値が採用されます。デフォルトでは英語(en)です。
// config/app.php:83行目付近
'locale' => 'ja',
バリデーションエラー日本語化ファイルの設置
ロケールの設定で日本語(ja)を指定した場合、バリデーションエラー日本語化のファイルを設置する必要があります。
resources/lang内に「ja」という名前でフォルダを作り、その中に「validation.php」というファイルを作ります。ファイルの中身は、Laravel公式サイトに記載してあるコードをコピーしてきます。
Laravel 6.x validation.php言語ファイル
上記リンク先の「以下が言語ファイルの内容です。」という記述の下に書いてあるコードをコピーします。
// resources/lang/ja/validation.php
// 内容は公式サイトからコピー
認証エラー日本語化ファイルの設置
バリデーションエラーと同じ要領で、認証エラー時の日本語化ファイルも設置します。
先ほど作ったresources/lang/jaの中に「auth.php」というファイルを作ります。ファイルの中身は、Laravel公式サイトに記載してあるコードをコピーしてきます。
上記リンク先の「以下が言語ファイルの内容です。」という記述の下に書いてあるコードをコピーします。
// resources/lang/ja/auth.php
// 内容は公式サイトからコピー
文字コードの設定
絵文字を登録できる設定になっているので、不要な場合は文字コードを変更します。
// config/database.php:55行付近
'charset' => 'utf8',
'collation' => 'utf8_unicode_ci',
デバッグバーのインストール
開発時のデバッグに使用するので、インストールします。下記コマンドで、composerを使ってインストールします。
$ composer require barryvdh/laravel-debugbar
インストールが完了すると画面下にデバッグバーが表示されますが、本番環境では非表示にします。表示の切り替えは.envファイルで行います。APP_DEBUGの値をtrueにすれば表示されて、falseにすれば非表示になります。
// .env:4行目付近
APP_DEBUG=false
.envの内容を変更してもLavavelのキャッシュが残っていて、変更が反映されない場合があります。そのときは、下記コマンドでキャッシュをクリアします。
$ php artisan cache:clear // アプリケーションのキャッシュクリア
$ php artisan config:clear // 設定ファイルのキャッシュクリア
データベースの設定
phpMyAdminからデータベースを新しく作ります。作ったデータベース情報を、.envファイルに記述します。
// .env:12~14行目付近
DB_DATABASE=laravel
DB_USERNAME=root
DB_PASSWORD=
XAMPPを使っている場合は、ユーザーネームは「root」のまま、パスワードは空欄のままで使用できます。別途ユーザーを作成した場合は、その情報を入力します。
データベースの設定が正しくできているか確認する場合は、マイグレーションを実行します。
$ php artisan migrate
上記コマンドで、Laravelにデフォルトで用意されているマイグレーションが実行されます。実行後、テーブルが作成されているかphpMyAdminから確認します。